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2012年も元気だすよー。無理やり。
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けんたろーっす。イエ-イイエーイ

夏休みが終わるっちゅーことで憂鬱な顔してたらよしお先輩が最高にやべー本やるって言うから、さっそく前かがみでよしお先輩ん家行ったらラ・ムウだった。思わず「そっちっすか?!(苦笑)」って突っ込んだら「なんだよけんたろ、お前もしかしてコッチかと思ったわけ~?(小指を立てて)マセガキめ~(笑)」とか言われた。屈辱。


夏休み中に凍狂のいとこん家に弟と遊びに行ったらなんか弟が「すげー…凍狂すげー…」ってびびってたからおいおいこれだから田舎もんは困るぜってちょっと兄の余裕みたいなもんを見せびらかして歩いてたら人にぶち当たりまくって舌打ちされた。弟はDSしながら歩いてたのになんかすいすい人の波をかいくぐってた。人にびびってた訳じゃなくドラクエでこんなにすれ違いまくるの初めてだっちゅーことですげーとか言ってたらしい。屈辱。


バイト頑張ってパソコン買おうとしたんだけど、家、そもそもモデムとかいうのもなくて親父の肩もみ頑張ったのに一向に契約の話がすすんでいる気がしない。
イーモバイルとかいう外でも使える奴買えばいいのか?!って電器屋のおっちゃんに聞いたら「健太郎君のお家は…入らないなあ」って同情された。屈辱。


夏休みの宿題終わってないけど色々とそれどころじゃない屈辱の男・けんたろ
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理科は98点だった。受粉の絵を描いたり、得意なとこだった。
一問だけ、先生の好みのめしべを答えよって問題だけわかんなかった。
確かに先生テストに出すとはいったけど、先生の好みなんて、そんなのなんて、冗談だと思ってたのに……先生はいつもマジだなあ。


理科と保健体育以外赤点で追試だった。
だからケータイ取り上げられてた。

通知表ではじめて保健体育以外5もらったから、もちろん理科、ケータイ返してもらえた。

弟は理科だけじゃなくてほとんどよかったからドラクエかってもらったらしい。
ガキだ。
俺はそんなのより個室がほしい。でかいテレビでブルーレイのAVみたい。
そんなこと親にいえないからテストはこれからも頑張らない。
夏休みはヤクルト配達のバイトする。

夏休みやること、二段ベットの俺んとこを改良して自分だけの城を築く。
ちっこくてもいいから自分のパソコン買う。



なんか夏休み前に手紙もらって、同じ部活の鬱彦に冷やかされたけど、あれぜってーラブレターじゃねーし!
ぜってードッキリだし!ひっかかんねーし!
第一卓球のラリーしてるとこなんて女子みにきたことねーし!
ぜってーよしお先輩が裏で反応みてんだよ。
差出人、ヨシコだったし。
映画、よしお先輩とちょっとでもいいから女優が脱ぐやつ探していこうって話してたし。
ったく、バカにすんなっつーの。
手紙のにおいなんて嗅ぐわけねーっつの!
鬱彦はコイバナが好きだ。
クラスの女子が野球部の蓮沼…あ、ブログにクラスのやつの名前かくとまずいから…えーとH、クラスの女子がHのことかっこいいとかソフト筋肉とかソフトモヒカンとかなんとか言ってて、いや、ソフトモヒカンは言ってなかった、ソフトクリーム食べたいって言ってた…いや、ソフトクリームみたいって言ってた?んなのどーでもいいだろ!
と に か く
かっこいいだの言っててはあ?、と。じゃない。はあ?だ。歯じゃない。もーーばかにしてんのか!(笑)
と に か く
Hは野球部ってのがボーナスポイントで、ちょっとよく見えるだけ。
分かってないんだ。
Hのパンツが白ブリーフってこと、女子は分かってないんだ。
Hが母親のことママって呼んでること、女子は分かってないんだ。
Hの私服、サイズとか書いてあるとこにマッキーの細いほうで一着一着ちゃんと名前書いてあるの、女子は分かってないんだ。


誰だよ卓球部もてるって言ったの。
だまされたよ。


べんきょーしたくねー。




鬱山先生へ
えーせんせーほけんたいく得意なんすかー?(笑)やべーよ(笑)
だからせんせーの理科の授業、やたらおしべとめしべんとこ詳しいのか。
あの部分だけでもう4時間使ったよ。
おかげで今回の期末、理科もいい点とれそうだけどね。なんつって(笑)
はいはいおふざけはやめにしてちゃんと勉強しますよ。
保健体育だけじしんある。





メールありがとうございますせんせ…い?(まさかよしを先輩の担任の鬱山先生?)
勉強ちゃんとしてるっす。大丈夫っす。マジっす。
マイケルは子供がなんか仮面舞踏会?みたいな目隠ししてたこととかそんなことがキョウレツで、俺、まだ実はマイケル薄毛だったとうかそういう実感まったくわかないんすけど、でも、まじびびるっすね。
え、そっちじゃねって?しんだ事って?ああ、そっちっすか。
BSの明夫黒男ってなんすか?
俺、BSとかってあんまり見ねーからよくわかんねーんすけどあれっすよね、wowowとかの。
へー。明夫?黒男?へー。
メールマジあざっす。
鬱山先生にメールもらえて俺きっと幸せ者っす。
先生今度勉強教えて下さい。海にも連れて行ってください。

                   けんたろ
漫画の1コマ1コマに声優が声あてた動かないアニメみたいなコーナーやっててブラックジャックの声が大塚大先生で、もう黒男=明夫だなって安心した=3



もしかしてまた久し振り?って毎回こればっかりよく言うよあんた、ってね。


とりたてて珍事件もなく、特にいうことないぜ!な日常を送っているもので、まあ、言うことなかったんだよね。正直。



でもここにいるよ!元気だよ!!ってとこたまにはアピールしたい気分なので…夏の気配でちょっと解放的な気分!Wao!大胆!!
なのでまあ、私の日常なんて糞くらえなもんだから、別人になりきって、あたかも毎日珍事件が起っちゃってもう~どうなっちゃうの~?!☆(次回につづく)みたいな記事を書いていこうかと思います。

飽きるまで。

前も卑蛾になりきってたけどあれとは別で。別人で。
なんか卑蛾、小説みたいになってたし、あいつはあいつで大事にしたいんだ…。



今の自分に欠けてるパンチ力ったらやっぱり、中学ぐらいの頃の痛々しさってかぶっ飛んでる感じとかそういうのかと思うんですよ、こじんまりとまとまったつまんない大人なんすよあたしゃ。
だから次の記事から中学男子(もちろん童貞ニキビあり自転車通学)になって日記書いていきますんで。


次悶絶で会う時の私はアニメ好きのオタクうかさんじゃないよ。

団地住まいで自分だけの部屋がなくて友達に借りたAV見るのに苦戦する中学男子・健太郎になりきって毎日日記かきますから。(今でも十分痛々しい!)
知り合いの方からメール来ても健太郎が初対面の出会いでドキドキ興奮と妄想しながら返事返しますよ。
アニメの話題ふられても健太郎は夕方部活してるし、深夜は眠いし、たまに頑張って起きててもエロい番組親に隠れてこそこそみてるからたぶん話は盛り上がらないかもしれないけど、そんな健太郎を明日からよろしく、そしてさよならうかっぺ。


BLには普通にうかちんがオタクしてるからそっちもたまにのぞいてくれな!(←ωωω)
正直どうかと思った。今更だけど。
かずさまに言わせたら「リアルなのにあの子を探してランナウェイって番組は昭和?」ってくらいなのりだった。
ほんでリアル、アニメ初生放送をした意味もよくわからなかった(だから今までどのアニメもやんなかったんじゃん?)けど一番にやりたかったんかなってことで納得。

でもあまりに無理やり解決していてつっこみがおいつかず見てるこっちも笑いが止まらないからもう生放送しないでって思った。

月曜日の国民的アニメの話ね。



で、昨日はイケメンだったっすなぁ。
私たち味楽狂▽ガールズも彼氏の活躍をきちんと見守っていましたよ……といいたいところですがうっちゃまはチーフを見逃しまくってエンディングでやっと「みた!」とか言い出す始末だし、かずさまは坊ちゃまだけでなく食べごろのイケメンたち全員に神経を張り巡らしまくるもんだから途中から音信不通になる始末だしやれやれ相変わらず味楽狂で参っちゃう☆=3





卑蛾へのコメントは案の定ないんですが卑蛾の嫁には嬉しいお言葉が届いたので調子にのってこの間の続きをかきますよぉ~。それ!






あの後じゃれるフリをしてわたしの大腿部をつねりにきた三つ子たちと嫁をなんとか振り切ってわたしは駅へと急いだ。


わたしはここ40年ずっと電車で通勤しているが、一度も座れた事がない。
「次この席あきそうだ」と狙いを定めて立ってみてもあたったためしがない。
よって朝の通勤ラッシュと夜の帰宅ラッシュに座れたことは一度もないのだ。
他にも、隣に立つ人のタイプが毎回ガムを必ず膨らましてはパチンと割るを繰り返すタイプの人だったり、くしゃみが人の迷惑にならないようにと気を使った結果わたしの方を向いてくしゃみするタイプの人であったり、立っている時でさえも電車で恵まれたことはない。

根っからの負け犬なのだ。


せっかくの人生の区切り日だというのに電車のせいで鬱々としてしまったわたしの足取りは非常に重く、駅から会社の距離がまるで武道館への道のりなみに感じる。
誰か「負けないで」と歌ってわたしを勇気づけてくれ。

そう願うやいなや私の耳に飛び込んできたのは
「サライ~のそ~らへ~」
だった。
あまりにすっと耳にはいってきたのでほんとに武道館についちゃった?!と一瞬ドキッとしたがそこにいたのは徳光ではなかった。
「負けないで」を歌ってくれと考えている時ちょうどのタイミングで「サライ」をチョイスしわたしに語りかけるように歌ってくる鬱陶しさの持ち主、そうなると徳光といってもいいが実際耳になじむ声でサライを歌っていたのは同僚の鬱山だった。
どおりで聞いた事ある声なわけだ。
朝からあんまりに調子が悪くてとても仕事する気になれず、てか仕事するとミスするので(さっきも電話でぼーっとして黙ってしまった。電話で黙るってもうコミュニケーション不可じゃんねー?)今日は一日あまり電話にも出ず、笑顔も作らず、職場の人ともしゃべらず、仕事もちゃんとせず、小さくなって生きようと思います。(仕事しねーって時点で小さくねー態度でけー)


よ~し、今日は仕事してるふりして妄想がんばっちゃおっかなー。
そう思ってさっきもちょこっと考えてたら自分の妄想で泣きそうになっちゃった!テヘヘ☆←だから電話中ボーっとすんだよ!あほ!
何が調子悪いだ!カッコつけてんじゃねーばーか!頭の調子が生まれたときから悪いんだろうが!もう、ばかばか自分!ポカスカポカスカ。


はいはい、一人芝居はそろそろ終わりにしたらどうだい=3
でもでも今日は自分以外と極力会話しないってさっききめたらから…。


よ~しこうなったらとびっきり素敵なお話考えて、今日の私はただの馬鹿で終わらないようにするぜ!
馬鹿だけどなんか輝いてる!とびっきりかっこいいお馬鹿さんになっちゃうんだから☆クスクスクス



じゃあ今から考えるね。
企画書作ってる振りしてとびっきりなファンタジー作ってみるね。
イエイ!←調子にのんなこのあんぽんたん!!!!イエイとか言ってもどうせ今さぼってる分の企画書も他の仕事も後でやるようなんだよ!ただ現実逃避してるだけなんだよ!残業嫌ならさぼらず今やれよ~!!!!って心が叫び声あげてる気もするけどええい、ままよ!



話変わるけど今日肌寒いね。
半袖できたの失敗だなー。
失敗といえば先週のバーゲン。
着ねーよこんな服!!!!!!
って後から後悔するもんばっかりいっぱい買っちゃったよ。
あーあほんと女ってやつはこれだから=3


話はますますそれるけど、失敗つながりで。
この前ツタヤ行ったときのことなんですけど。
なぜかその時ちょっとあわててツタヤカード出したもんで他のカードもぱらぱら落ちてしまったのですね。
で、やべっ!ださっ!って気持ちでいっぱいだったんですけど何事もなかったかのようにむしろカッコつけて拾ったんですね。←ださ!
そしておととい、ツタヤから電話がきまして。
でもその時私不在で、何の用件だったのかわからなかったんですけど…財布を見てピピーンきましたね。


マルイカードがない


から、あん時落としててその連絡だなあと。
いや~こえークレジットカード落とすなんて…ほんと情けねー。
とひやひやしながら昨日ツタヤ行って「マルイカードの落し物ありましたか?」ってお尋ねしたところ、落し物置き場を見て店員さんが一言「ないです」だってさ。



ええ~~~~~~~~~~~~???


じゃあなんで電話したんだよ~って予想外の展開にきょっとーんとして「あ、あのなんか、電話あって…」
とたじろぎながらも引かずにきいてみたら
「マルイカードが落ちていたって言われたんですか?」
って『そんなアホな』みたいな顔で聞いてくるからびしっと言い返してやりたかったんですけどもちろん電話があったってだけしか聞いてない私が「そうですよ!」って強気にでるわけにもいかず、
「いや~そうはっきりとは…ちょっと…」
って濁すしかできませんでした。
しかしなかなか諦めず帰らない私に呆れ、根負けしたその店員さんは私の名前を聞いて上司に確認にいったところ…

赤いカードもって帰ってきやがった!

「こちらですね」
って悪びれもせず言うもんだからこっちが
「迷惑かけてすんませんでした」
って卑屈な笑みを浮かべて謝りました。
そりゃ、落としたのは私だよ、悪いのは私だよ、拾って保管しててくれてメルシーだよ!
だけど、だけどさ、なんか、なんだろこの釈然としない気持ちってやつう~?!
ってわかりきってる、店員の態度だよこんちくしょー!
いい歳した大人だから言わなかったけど内心
「あったじゃねーかよ、ほら!
 マルイカードの落し物あったじゃねーかよ!!!!!」
って喚きたくて仕方ありませんでしたよ。
いやー引き下がらずにいてよかった=3
納豆を毎晩食ってるおかげでねばり強さが出たな。ねばり勝ち。




鬱屈な思いを吐き出し少しすっきりしたところで、そろそろファンタジーなつくり話でもしましょうか?ウフフフ
ね?お星様?
ね?コバヤシーヌ?(お返事は例によって少しお待ちくださいね☆)


と思ったら何も思い浮かばないわ!ああ!私の限りのないはずの妄想の泉もとうとう干上がってしまったというの?!
いやっ、だれか、助けて、王子様!!!!


ってなムードになってきたから私、今からお姫様やるね。←アイタ!
こんなことばっかり言ってるから怖い人って思われるんだよね。
大丈夫だよ、ちょっと情緒が不安定で現実と妄想の境がわからないこともあるけど大丈夫、私、怖くないよ?

でも「お姫様やるね」とかはほんとどんびきされそうでやばいし、お姫様って実際どんな生き物なのか私が持ってる生き物図鑑にはのってなくてよくわからないからどうすっかなー、鼻糞役でもやっかなー…、でもせっかく妄想するんだからいい思いしたいってのが私の正直な、素直な、これでもかという程に少女の心を忘れていない、ピュアな気持ち。←うぜ~
ま、せっかくだ、普段とは違う姿がいいよね。
…となると…………よっしゃ、まかせときな!





今度こそお話のはじまりはじまり…。






わたしの名前は卑猥の卑にあの愛らしい蝶に似ながら全然別モノの虫の、蛾という字を書いて『ひが』、卑蛾 清と言う。
卑猥な蛾を無理矢理にフォローするためにつけられた様な『きよし』がより一層救いのなさをアピールしている。

もちろん、この名前のせいで昔からいじめにあった。だいぶ。

だが、そんなわたしにも「なぜあのゲス野郎にあんな美人で若い嫁が」とこの『ハラハラマンション』の七不思議と噂されるくらいの器量良しの嫁がおり(嫁という女が根っからのサディストで、わたしという男が彼女がかつて出会った中でも一番のどうしようもないゲスな豚野郎だったのがよかったのだろう)可愛いさかりの子どもも3人いる。
三つ子だ。

以前とはまるで月とスッポン、比べるまでもない幸福感に包まれて



わたしは、

今日、

定年を迎える。



ハムレット
(あらら…妄想にタイトルまでつけちゃったよこの人=3)



「とうとう、今日で…あの会社ともさよならなのね…」

今年二十歳になるわたしの嫁は独り言のようにつぶやいた。
まるで自分が『あの会社』、つまりわたしが今日まで働く『米つぶ商事』に勤めていて、定年を迎えるような口ぶりだ。
マックのバイトしかしたことないくせに…とは思ってもわたしは口に出さない。
こんな特別な日の朝くらい男らしく構え、嫁に罵られないようにしてみようかなとふと思い立ったからだ。
なのに嫁ときたら

「なに、その目?まじキモいんですけど。
 言いたい事があるなら言えば?」

と若さ故かふざけているのかわからない言葉使いで、的確に私のガラスの心臓をぐさりとついてくる。
なにその目と言いたいのはこっちの方だ。
細くすぼめられ、鋭い光を放つその目はなんだ。
お前はライオンか、ヒグマか、鬼か。
嫁はわたしが内心でこんなことを考えているなんぞお見通しだと言わんばかりに鼻をフンと鳴らすとアゴをあげて

「言 え ば?」

ともう一度、より威圧的に責めの姿勢。
いつもならここいらですっかり毛も抜け落ち、テカテカに脂ぎった頭を力なくかきながら

「本当に何でもないんですぅ」

と笑ってすまそうとするところだが、う~ん今日はどうしよう。
だってそうすると嫁、毎回必ず

「名前にぴったりな卑屈な笑い方だわね!汚い汚い!!!
 あはははは!すごくいいわ!その顔、もっともっとよ!」

とはしゃぎながらみじめな私の写真を必ず20枚程撮る。
そして突然2、3回ビンタしてきたと思ったら今度は濃厚なディープキス。
これから出社だというのに私の両足の間を痛いくらいに弄る。
いくらゲスなわたしでもさすがに今日はそういう気分じゃない。
思い出深い職場を後にするんだ、厳かな気持ちで挑みたい。
朝からアソコをつねられて「イテテ…」とか言いながらヘラヘラしている場合ではないのだ。
だからといっていい打開策も思い浮かばずやっぱりいつもどおりでいいかなと5秒でくじけそうになっていたところに

「「「卑蛾ー」」」

重なり合う声たち。
振り返るとそこには愛すべき三つ子の息子たちがいた。

彼らはわたしを卑蛾と苗字で呼ぶ。
嫁がそう呼ぶからだ。
結婚前、嫁は卑蛾の籍に入ることだけは絶対嫌だと怒り狂いわたしに刃物を突き立ててきた。

「そりゃこんな苗字誰だって嫌だよな」

と苗字のせいでだいぶ陰湿ないじめにあった過去があるわたしは刃物がなくてもあっさり頷いたのだが嫁はそれをわかっているくせにあえて刃物を持ち出した。
そしてその後またわたしに2、3発ビンタをくらわせた後二人でポーズを撮って記念撮影ときめこんだ。
ううむ。
その後両親にわたしが嫁の家の籍に入ると話をしたら彼らはかつて見たこともないほどに取り乱し、

「由緒ある卑蛾家をどうか捨てないでくれ!」

と土下座してきた。
卑蛾なんて名前の家に由緒も糞もないだろう、というかそんな話初めて聞いたと訝しがっているところに親の土下座…。
その時わたしは57歳で親は80歳だった。
そんなこんなで夫婦別姓となったのだが、この子たちが産まれた時、できれば卑蛾を名乗らせたくないと考え両親を説得しなければなと考えていたところ、

「こんな天使のような子どもたちに卑だなんて!蛾だなんて!
 絶対だめ~~!!!!」

と彼らは絶叫した。
いや、まあ、結果オーライなのだが自分だけ(あ、一応両親も名乗っているか)が卑蛾を名乗っているこの現状にどうも作為的なものを感じ、釈然としない思いを抱えていた。

「こらこら卑蛾じゃないだろ~ちゃんとパパと呼びなさい」

屈んで子どもたちと目線を合わせるとそこには嫁ゆずりの美しい顔が三つ並んでいた。

「卑蛾は卑蛾だろー!パパってなんだよ!」

今年三歳になる小悪魔たちは顔だけでなく、性格までも嫁にそっくりでわたしはいつも苦笑をもらす。












ってここまでかいたけど結局仕事しないわけにはいかないよ!
すげー仕事たまっちゃったよ!
だからお前はあほだというんだ!
もしこの妄想に付き合ってくれてる人いたら中途半端になっちゃってごめんね。
まあいないからいよね。
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